投稿日:2008-01-23 Wed
句誌欄の紹介記事や寒椿
朝起きたら、雪が降っていた。初雪である。
ひらきかかった庭の寒椿にちらちらと舞っている。
ここは大磯の山の上で、雪などめったに降らないので驚いた。
最近はビックリするような出来事が続いている。
つい先日の日曜日(1月20日)も、出かけるついでがあって、
たまたまコンビニで買った神奈川新聞をひらいたら、
文芸面の句誌歌誌欄に、なんと私の所属する俳句誌の次のような紹介記事が載っていた。
「◇句誌『蛮』3号 周籐迪之相氏は(Tシャツは拒絶の形して干され)(金子弓湖)を
『ピンと肩を張った格好が反抗期の心情を』と。蛮の会045(491)5745、1500円」
この鹿又栄一氏代表の『蛮』は、昨年の4月に創刊され、
ついこの間、第4号が届いたばかりの新しい同人誌で、
まさか清水基吉主宰の『日矢』や今井聖主宰の『街』など
有名俳人の結社誌と並んで紹介されるとは思わなかった。
しかも、3月号が刊行されたのは、昨年の10月だから、
紹介されるまで3カ月もかかっていることになる。
それだけ、各方面から新聞社に送られてくる雑誌の数は膨大なものになるということだろう。
担当者の机上には、有名無名の歌誌や句誌が山積みになり、崩れかかっているにちがいない。
その中から、『蛮』を選び、しかも私の書いた鑑賞文をわずか数行でも引用したくれたのだと思うと、
ただただ感謝の念でいっぱいである。
これというのも、同人諸士の作品が読み応えがあり、
句誌全体が充実しているせいだと思う。
読む人は読み、評価してくれるのだと思うと心強い。
新聞の書評といえば、昨年末の朝日新聞の文芸欄で紹介されていた
原宏一氏の『床下仙人』を読んだが、とってもオモシロかった。
他人の家の床下に住み込むホームレスやニセ社員、強制靴磨きの少女などを主人公にした短編集で、正月に起こった戸越銀座事件の少年のように包丁を振り回すことはなく、その寸前で危うく日常世界に踏みとどまっているユニークで涙ぐましい現代人の生態がよく描かれている。
原氏とは以前勤めていた会社で一緒だったが、こんなに才能のある人だとは思わなかった。
今年は大ブレイクして、下半期の直木賞候補になるかもしれない。楽しみである。
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