投稿日:2006-08-25 Fri
病みぬけし後の訃報や百日紅
湘南俳句会の陽子さんが突然亡くなってしまった。
先月の句会まではお元気そうで、大病の気配もなかったので、みんなビックリしてしまった。
私とは家の方向が同じだったので、句会の帰りによく途中まで一緒に帰ったものだ。
心臓が悪く、坂道など苦しそうに歩いていた。途中で立ち止まり、「ゆっくり行くから、先に帰ってね」と微笑んでいたお顔が忘れられない。
大腸ガンの手術を受け、手術そのものは成功したのだが、心臓のほうが耐えられなくて急逝されたという。
享年69歳。女性の平均寿命が85歳といわれる現代では、早すぎる死といえるだろう。
病みぬけて晴れ間の見えし百日紅 陽子
昨年、病気から回復されて体調がよくなった時の句で、陽子さんの句で一番印象に残っている。
掲句はこの句を「本歌取り」した追悼句である。
もう一人、健康上の理由で4年ほど前に湘南俳句会を退会された木曜子さんも今年の3月に亡くなられていたことを知った。
木曜子さんは、若いころは、山口誓子の「天狼」や橋本多佳子の「七曜」に所属していたという俳人の大先輩で、享年92歳の大往生だつた。
北の窓車窓に淡き寒落暉 木曜子
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