投稿日:2007-10-03 Wed
終着の公園駅や天の川
平塚市博物館のプラネタリュウムで、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を上映しているというので見物してきた。
博物館は図書館と同じ公園の中にあり、すぐ近くの美術館で開催されている「絵で読む宮沢賢治展」との共同企画で上映されることになったそうだ。
パンフレットを読むと、「全天周デジタル映像」という触れ込みなので、どんなもんじゃと期待していったが、期待を裏切らない素晴らしい迫力だった。
主人公のジョバンニと同じように、銀河鉄道に乗り込み、車窓に展開する銀河鉄道の風景を眺めながら旅をするという趣向になっている。
白鳥座の北十字やケンタウルスの南十字、赤々と燃えるさそり座や線路際に咲く月見草など、どの場面も涙がでるほど美しく、物語の世界を実際に旅しているような錯覚に陥ってしまった。
30分の上映時間が夢のように過ぎて外へ出ると、公園の片隅にまるで銀河鉄道の旅から帰ってきたような蒸気機関車が展示してあった。
案内板を読むと御殿場線を走っていたD52型という機関車だそうだ。
私には、その黒い車体がいまにも煙を吐いて動き出し、天空の彼方へ昇っていくように見えた。
この「銀河鉄道の夜」のプラネタリュウムは、平塚市博物館では今年の11月4日までの土日と祝日、上映しているそうだ。その他、全国のプラネタリュウムで上映しているらしい。
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