投稿日:2007-04-01 Sun
彼岸まで枝垂るるさくら流れかな
京浜急行の弘明寺駅で降りて、友人と大岡川の桜並木を見物してきた。
弘明寺駅は、観音様のすぐ裏側にあり、駅前の坂道を降りると、すぐ山門に出る、門前町の門後に位置する独特の雰囲気のある駅だ。
駅も商店街もまるで観音様の境内みたいに雑然としていて一体感があり、坂東14番札所として栄えた往時を偲ばせる。
札所というと、大抵交通不便な郊外にあるのに、こういうお寺がど真ん中にある町も珍しい。どうか駅前再開発などという馬鹿なことを考えないで、いまのままの風情を保つてもらいたいと思う。再開発をして良くなったという町は見たたことがない。
活気のある商店街を通り、アーケードの途中にある酒屋でお花見用の桜ビールとかいう高価なビールを買った(なんと小瓶で600円もしたのだ。もちろん私が買ったわけではない…)。
大岡川の桜はちょうど満開で、川面を覆うように咲き誇っていた。
満開の桜に負けないくらいお花見客もいっぱいで、川沿いの遊歩道は大変な混雑。たこ焼き屋や焼鳥屋などの屋台もズラリと並び、まるで縁日みたいな雰囲気だった。
人込みや酔っ払いは嫌だ、という人もいるが、お花見は賑やかであればあるほどいいと私は思う。満開の桜並木をひとりで歩いていたら、それこそもの狂おしくなって、たましいが彼岸の世界に遊離してしまうだろう。
高価な桜ビールを飲み、幽明境を異にしながら、延々と続く川沿いの桜並木を南太田の駅まで歩いた。
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