投稿日:2007-03-05 Mon
愛誦句ひとつありけり実朝忌鎌倉同人会主催の実朝忌俳句大会が、昨日、鶴岡八幡宮の直会殿で行われた。
今年で、59回目になるという。ということは、敗戦直後から始まったということだから、この種の俳句大会としては、草分け的存在といえるだろう。
第1回大会は、どんな状態で、どんな句が受賞したのだろう……と思うと興味深いが、句の内容自体は昔も今も大して変わらないような気がする。
兼題が「実朝忌」と「鎌倉嘱目」の二句で、毎年変わらないのだから、毎回似たような俳句ばかりが投句されるのはやむを得ないだろう。
それでも受賞する句は、それなりに工夫している句が多いから、感心してしまう。
よくもまあ、毎年飽きもせずに同じ兼題で、同じような句がつくれるものだ。まさに「偉大なマンネリ俳句大会」といえるわけで、かくいう私もそのマンネリ加減を楽しんでいる一人である。
今年の選者は、秋山幹生、大串章、河野薫、清水基吉、星野椿の各先生方で、掲載した私の句は、なんと大串先生と河野先生のお二人に取っていただいた。
130人以上の人が参加していて、1点も入らない人のほうが多いのだから、2点もいただいたのは上出来である。
歌人の尾崎左永子先生の実朝の歌についての講演も面白かつたし、この大会でしか会えない懐かしい人にも会えた。
少人数の句会と異なり、大きな俳句大会には独特の雰囲気があって、それなりに面白い。
年に一度くらいは、こういう大会のお祭り気分を味わうのもよいものだと思った。
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