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重文の王福寺・薬師如来を拝観してきた
瑠璃光の薬師如来や柿熟るる



 大磯ガイドボランティア協会主催の「粕谷街道の古道を歩く」というハイキングに参加し、王福寺の薬師如来を拝観してきた。
 この薬師如来は、関東以北では五本の指に数えられるという藤原時代の仏像で、国の重要文化財に指定されている。
 本堂の横の小さな御堂(掲載写真)の中に祀られていて、一般公開はされていない。
 今回は特別に御堂の中に入れてもらい、手を伸ばせば触れるほど近くからその尊いお姿を拝観することができたが、残念ながら撮影は禁止だった。
 カヤの一木造りの坐像で、豊かな頬と広い肩幅が特徴的、そのたっぷりとしたボリュームに圧倒されてしまった。
 阿弥陀如来の西方極楽浄土に対し、薬師如来の居るところは東方瑠璃光浄土というそうで、城山公園になっている三井の別荘にあった国宝の如庵が犬山に移された後、大磯に残る最高のお宝といえるだろう。
 このハイキングでは、王福寺の他に相模国新西国33観音札所に指定されている東晶寺や観音寺、東の池などを巡り歩いた。


 特に東晶寺は、里山を背後にした閑静なお寺で、境内の片隅に壊された石仏が並べられていたのが印象的だった。
 粕谷街道というのは、大磯と伊勢原の粕谷地区を結ぶところから名づけられたということ。大磯の月京に相模の国の国府があった奈良時代には、重要な街道だったのだろう。
 鷹取山を眺めながら、長閑な農村地帯を散策し、うららかな秋の風景を満喫した一日だった。
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未分類 | 18:42:57| Trackback(0)| Comments(1)