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白木蓮の隠れた名木
飛び立てぬまま白木蓮の散りにけり



 平塚市の出縄と大磯の町境、ちょうど新幹線の線路脇の畦道にその白木蓮は立つている。
 樹高は、10mもあるだろうか。小松研究所のある丘の上から、車で坂道を下ってくると、いきなり白いマッスが目に飛び込んでくる。
 衝撃的に美しく、まるでいまにも天上へ飛び立とうとしている巨大な白鷺のようだ。
 新幹線の窓からも見えると思うので、一度新幹線から眺めてみたいと思っているが、今年も実現できなかった。
 掲句は、大磯・鴫立庵の西行祭俳句大会で入選した句。あれからもう3年くらい経つ。
 純白の白木蓮を見ていると、何故だか誰も知らない遠いところへ旅立つてしまいたくなる。

  白木蓮の散るべく風にさからえる   中村汀女
  木蓮の落ちくだけあり寂光土     川端茅舎
  木蓮のため無傷なる空となる     細見綾子   
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未分類 | 11:11:48| Trackback(0)| Comments(4)