投稿日:2006-01-21 Sat
冬耕の手を合はせをり茜富士
湘南俳句会の本年第一回の句会は、発足してからちょうど150回目に当たるということで、記念の競詠句会を催すことになった。
150回といえば、なんと12年間……よくぞ続けてきたものだ、と思うと感慨深い。
掲句は、その句会に出句して、第5位に入賞した句、新年早々の句会で、7点も入れていただき、うれしかった。
第1位に輝いたのは、10点も獲得した次の句。
風邪の夜は回転木馬に乗つてをり 瑛瑠泰
風邪の熱にうなされている状態を、回転木馬に乗っているようだ、と把握したところが、斬新な発想と評価され、高得点につながったようだ。
私も点を入れたのだが、「乗ってをり」という表現がちょっとリアルすぎる気がする。これだと、本当に回転木馬に乗っている、と誤解されるかも知れないので、もう少し熱にうなされている感じを出したほうがよい。たとえば、「回転木馬に浮遊せる」とか……。
ケチをつけようと思えば、いくらでもつけられるところが、俳句の面白さで、高得点の句には、そんなケチをカバーするだけの魅力があるといえるだろう。
その他の高得点句は次の通り。今年もご健吟を楽しみにしています。
鐘の音父母の聲とも淑気満つ 義博 9点
松が枝や空気揺るがす初鴉 光江 9点
雲水の長き対座や淑気満つ 公子 8点
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