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日向薬師の彼岸花
悔恨の噴き出してゐる曼珠沙華



 伊勢原市の日向薬師周辺の田園は、彼岸花の自生地としても有名である。
 先週、見物に行ったら、まだ八分咲きだったが、田んぼの畦道に群がって咲いている姿は美しく、郷愁を誘う風情があった。
 日向薬師のバス停の前に散歩コースの入り口があり、昔ながらの農家の軒先や畦道を歩きながらゆっくり鑑賞できた。
 植物名は、「彼岸花」だが、俳句の世界では、梵語で赤い花をあらわす「曼珠沙華」という別名が使われることが多い。

 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて   野見山朱鳥
 つきぬけて天上の紺曼珠沙華     山口 誓子
 まんじゆしやげ昔おいらん泣きました 渡辺 白泉

 奈良時代、行基によって開創された日向薬師は、日本三大薬師(他の二つは、土佐の芝折薬師と越後の米山薬師)のひとつ。平安から鎌倉期の仏像が二十数体もあり、神奈川県下随一の仏像の宝庫といわれている。
 なかでも国指定重要文化財の薬師三尊像や十二神将像は有名で、とくに薬師三尊像は、鉈彫りの代表的仏像として名高い。
 宝物殿に納められていて拝観できるから、ぜひ一度見に行くとよいだろう。



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未分類 | 17:16:56| Trackback(0)| Comments(0)