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ギリシャ神殿風の大倉山記念館
炎帝や列柱太き記念館

大倉山記念館

 先日、東横線の大倉山にある大倉山記念館を訪ねた折に詠んだ句。
 大倉山記念館は、実業家の大倉邦彦が、精神文化の研究のために昭和7年に建設したもので、設計者は大正時代の古典主義建築の第一人者、長野宇平治。プレ・ヘレニック洋式と呼ばれるギリシャ神殿風の外観だが、内部には東洋を象徴する木組みを用いた部屋もある。
 銀行建築などによくみられる様式だが、この記念館の素晴らしさは広大な大倉山の緑の中に建てられていること。街中と異なり、周囲の森林が一層荘厳な趣を与えている。
 大倉山は、梅林でも有名で、見ごろの季節には見物客が絶えないという。
 その梅林を通りぬけて、坂道を下りた山の端に、大学時代からの友人の奥さんのお墓がある。
 先月の三回忌の法事によばれていたのだが、仕事のために出席できなかったので、かわりにお墓参りに行ったのだった。
 美大出身の画家で、何事にもひたむきな情熱を感じさせる優しい女性だったが、癌にかかり、二人のお子さんを残して逝ってしまった。
 墓参りの後、お寺に寄ると、住職の奥さんが出てきて、ちょうどご近所のお爺さんの葬儀の片付けが終わったばかりということで、いろいろお話ししてくれた。これもなにかの縁だろうとご焼香させていただいたら、昼食に用意した稲荷寿司を分けてくれた。
 帰りの東海道線の車中で食べたら、とっても美味しくて、甘酸っぱい味が胸に沁みた。




 


未分類 | 17:13:53| Trackback(0)| Comments(1)